3月15日 里山を使った町づくり(2)

みなかみでは、高圧の系統連系が基本的には不可能の状態にあるが、東京電力パワーグリットから「許可」の回答を得たことによりいよいよ小水力発電所建設に向けて進み始めた。
株式会社測設代表酒井千富氏(みなかみ水力電気株式会社の設立者の1人)がみなかみ町での小水力発電に向けた取り組みについて説明した。町内を流れる一級河川での2度の流量調査の結果は、平均0.3㎥/sで今後の調査に期待を持たせるに十分なものだった。今後は水位計設置のための河川専用の許可が下りる4月中旬以降に自記式水位計を設置して24時間1年間計測する。
流量観測は月2回のペースで行う。同時に流水専用申請等関係機関への提出書類が多数あるので現場での調査と同時に事務処理も膨大な量になること、また導管敷設設計のためドローンなどの活用なども報告された。(つづく)